明学・大槌町吉里吉里復興支援プログラムブログ

2019年11月1日

2019年10月 吉里吉里大運動会

そこはかとなく木犀の香りが漂いくる頃となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ブログの更新が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
10月5日(土)~6日(日)に行われた「第49回元気いっぱい吉里吉里大運動会(以下、運動会)」の活動についてご報告いたします。

10月5日
吉里吉里一丁目に到着し朝食をとったあと、すまいる花壇の枯れ葉と雑草取り、公民館前の広場の雑草取りを行いました。すまいる花壇は、明学生が毎日お世話することができないため、地域の方が水やりや虫の駆除など、お世話をしてくださっています。そのおかげで、黄色とオレンジのマリーゴールドが、連日続いていた大雨にも負けず、美しく咲き誇っていました。いつも本当にありがとうございます。
花壇の手入れを終え、公民館前にあるのん家で昼食をいただきました。この日のランチメニューは天ぷらそば・うどん、唐揚げ定食、レディース唐揚げ定食でした。私は、レディース唐揚げ定食をいただきました。唐揚げ定食とレディース唐揚げ定食は、唐揚げの個数が違います。ボリューム満点の定食なので、レディース唐揚げ定食でもお腹が満たされます。とても美味しく、いつもいただく時は幸せな気持ちになります。のん家はアットホームで、行くといつも温かく「いらっしゃい~入って~」と迎え入れてくださいます。吉里吉里の方にとっても、私たち明学生にとっても、憩いの場で大好きな場所です。
午後からは運動会の準備へ行きました。当日の天気予報が雨か曇りか微妙だったため、体育館に使用する道具だけ用意して、会場設営などの準備は当日の朝行うことに決まりました。そのためこの日の準備はすぐに終わりました。
運動会当日、雨が降らないことを願いながら眠りにつきました。

10月6日
朝起きて心配していた天気をみると、天気予報通り雨が降っていました。
雨のため外でやることが難しかったため、吉里吉里学園小学部の体育館で開催することが決まりました。大漁旗を壁にかけたり、景品を並べたり、準備を手伝いました。体育館での開催が決まってから1時間ほどで会場が整い、運動会が開会しました。この短時間で準備を終え、開催できることは地域の方々の連携プレーがあってこそだと思います。改めて吉里吉里の地域力を感じました。
運動会の競技の様子を紹介します。
まず、パン食い競争です。私たち明学生はパンを持つ係を務めました。子どもたちに対しては低く取りやすいように、大人たちに対しては揺らしたり高くしたり低くしたり取りづらいように工夫して行いました。なかなか取ることが難しいようでした。その様子を見ている会場からは笑いが起きていました。
次は、きりきりカップラグビーです。ワールドカップで日本中が盛り上がっておりましたが、釜石市でラグビーの試合が行われるということもあり、吉里吉里でもラグビーボールを使った競技が行われました。親子二人で、ラグビーボールをほうきで転がしていき、戻ってきてゴールするという競技です。ラグビーボールは不規則な動きをするので、前に進むことが難しそうでしたが、親子で息を合わせてゴールしていました。
次は、幼児レースです。小学校入学前の子どもたちが参加します。スタートしてお菓子が入っている袋を拾ってゴールします。ふらふらしながらもゴールに向かう姿に「可愛い」の声がたくさん響き渡りました。
次は、明学生が企画したMGパンツです。昨年雨でできなかったため、初の試みとなりました。MGパンツは、明学のイニシャルとメガ(大きい)をかけて命名された、デカパンツリレーのようなものです。まず、風船を二人で協力して割り、次に二人でデカパンツに入り、ラグビーボールを蹴りながら進んでゴールとなります。親子ペアでの競技だったので、親子の絆をみることができました。また来年度も明学生が企画した競技ができたら嬉しく思います。
次は、拝借レースです。明学生も競技に参加させていただきました。お題は「丸い物」でした。私は近くにいた方からお菓子が盛ってあった丸い紙皿を拝借し、ゴールしました。ゴールした後はしっかりお返ししました。そのとき、「お疲れ様」と声をかけてくださったのが嬉しかったです。
次は、玉入れです。孫と一緒という種目名で、小学生と長寿クラブの方が参加する競技です。たくさんの方が参加していました。明学生は玉を数える係を担いました。結果は圧倒的大差で白が勝ちました。玉が溢れてこれ以上入らないぐらい入っていてすごいと感じました。
次は、綱引きです。運動会は自治会ごとに分かれて勝負しますが、雨のためこの綱引きの結果のみで順位が決まります。震災前と変わり、「越合会」「結和会」「若葉会」「花道育成会」の4つの編成となり、トーナメント形式で順位を決めました。裸足になって挑むほど各自治会が本気で、総力戦で行われました。運動会一の盛り上がりでした。一位は若葉会で、閉会式では優勝カップを手にしていました。
最後に吉里吉里ソングを三重の輪になりながら、みんなで踊りました。プライベートで来ていた4年生二人はもう踊りが完璧で、経験の差を感じました。吉里吉里の方を見様見真似でしたが、踊りきり達成感と楽しさを感じました。
運動会が閉会し、婦人の方々が作ってくださったカレーライスと肉汁を中学生と一緒に配り、みんなで美味しくいただきました。体を動かして頑張った後、大勢で食べる食事は格別に美味しかったです。
みんなで協力して片付けが終わり、結和会と若葉会の懇親会に参加させていただきました。運動会のあとは自治会ごとで集まり、互いを労うという風習にも吉里吉里の地域力を感じます。お酒とお菓子を囲みながら、みんなで和気藹々と話して笑ってとても楽しい時間でした。吉里吉里の方々とより近い距離で話すことができた機会となりました。

天候には恵まれませんでしたが、体育館開催でも多くの地域の方の参加があり、吉里吉里全体で運動会を創り上げていると感じ、とても感動しました。そして、明学生が企画した競技を採用していただき、楽しんでもらえてとても嬉しく思っております。活動に携わっていただいた皆さまに改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。来年は記念すべき第50回目、そしてオリンピックイヤーです。地域の方々もみなさん気合いが入っており、今年以上に盛り上がることが目に浮かびます。昨年は強風、今年度は雨でしたが、来年こそは青空の下、運動会が開催されることを願っています。

気温が下がり、インフルエンザなどの感染症が流行してくる時期となりました。どうかお身体に気をつけてお過ごしください。

社会福祉学科3年 矢作真純