明学・大槌町吉里吉里復興支援プログラムブログ

2019年7月23日

2019年6月 スタディツアー

梅雨空が続く毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

6月29日、30日に行いましたスタディツアーについてご報告致します。
今回のスタディツアーは、震災当時の状況や現在までの経過、震災の前後での変化、地域の方々の思いといった「吉里吉里」のことを今一度見つめ直し、今後の活動につなげることを目的として行いました。

6月29日(土)
吉里吉里公民館に到着後、吉里吉里と明治学院大学のつながりの象徴である「すまいる花壇」の手入れと整備に取りかかりました。地域の方が用意してくださった黄色とオレンジのマリーゴールドを植える作業、台風の影響で外れてしまった看板の作成、草むしり、昼食の準備に分かれて、会話をしながら楽しく作業をしました。地域の方々のご協力をいただき、すまいる花壇を復活できたこと嬉しく思います。今後も活動の際は、整備を欠かさずに行い、大切に受け継いでいきます。昼食は地域の方のご厚意で、ホタテおにぎり、味噌汁、わかめサラダ、さくらんぼをいただきました。とても美味しくお腹も心も満たされました。ありがとうございました。
午後は、らふたぁヒルズにて、私たちの活動を支えてくださっている方にお話を伺いました。震災のことが思い出せるよう震災当時の動画をみていること、それを子どもたちにも見せて受け継いでいること、私たちの活動に対しての思いなど、今まで聞いたことがなかったことをたくさんお話ししてくださいました。その中でも心の中に残ったことは、「被災者から支援者に出来るだけ早くなる」ということです。東日本大震災を経験した方から、近い将来首都直下型地震に直面するだろう私たちへのメッセージだと、メンバー全員が心に受け止めました。その後、大槌町文化交流センター(愛称:おしゃっち)にて、映像をみたり、館内を見学したりしました。震災当時から現在に至るまでの過程を学ぶことができました。移動の際、3月に運行を再開した三陸鉄道にも乗車することができました。

社会福祉学科3年 矢作真純

6月30日(日)
午前中は、吉里吉里公民館にて、地域の方々から震災当時の津波の映像や状況についてお話を伺いました。テレビでは、報道されていないような当時の映像を見て、改めて東日本大震災がもたらした甚大な被害や、怖さを感じました。地域の方のお話の中で、印象に残っていることは、震災直後、自力で災害本部を設立し、行方不明者の捜索や、炊き出し活動を行ったということです。自ら被災しながらも、震災当日に支援活動を行うということは、簡単にできることではないと思います。自分が被災したとき、同時に他者の支援を行うことができるのか。これは、今回のスタディツアーで全員が考えたことだと思います。もし、私が被災したときは、このお話を思い出して、一刻も早く支援者側に立つことができるよう今後の生活の中で意識していきたいと思いました。
午後は、「ベルガーディア鯨山」にある「風の電話」を訪問しました。「風の電話」は、電話線が繋がっていない電話ボックスで、亡くなった方と「声」ではなく「心」で会話するというものです。電話ボックスに入ると、手帳が1つ置かれており、震災で亡くなられた方々への想いが綴られていました。中には、外国語で書かれているものもあり、震災から8年たった今も、外国人の方々が被災地を訪れていることに驚きました。ここでは、震災のことだけでなく、障害者の自立支援や、コンサートも開催されています。「風の電話」を訪れたことで、この場所がさまざまな方の心の支えになっているということを学びました。

現在の吉里吉里は、コンビニや家が建っており、復興が進んでいるように感じました。復興は進んでいますが、これからも地域で行われているさまざまな行事や活動に参加し、地域の方々との交流を深めていきたいと思いました。

今回の活動でご協力いただいた地域の皆様をはじめ、日頃より活動を温かい目で見守ってくださっている皆様、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

教育発達学科2年 泉未来