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「軍事的な活動による環境への被害に関して、もっと研究されるべきではないか-」 この問題関心から、私たちが2009年7月に「軍事・環境・被害研究会」を立ち上げてから、10年が経ちました。この間、本研究会では、メンバーによる個々のフィールド調査に基づき、社会学、国際関係論、平和学、文化人類学、ジェンダー研究など幅広い視点から軍事による被害を捉え、軍事的な活動が地域社会や個人、社会全体にいかなる影響を及ぼすのかを解明し、問題構造の把握に努めてきました。 このたび、研究会でのこれまでの研究成果を、広く一般の人々にも知ってもらうことを目的として、公開シンポジウムを開催します。 軍事基地の建設や拡張などの軍事的な活動の広がりによって、各地域がいかに変容したのか、「軍事化」をめぐるダイナミズムを実証研究に基づいて紹介します。各報告の後、コメンテーターの方々からの意見や、会場からの質疑に応えて、議論を深めていく予定です。 どなたでも参加できますので、皆さんのご参加を心よりお待ちしています。
日時:2020年2月22日(土)13:00~18:00 会場:明治学院大学白金キャンパス 本館4階 1406教室 アクセス:品川駅か目黒駅から都営バス「明治学院前」下車/白金台駅か白金高輪駅下車徒歩7分 申し込み不要・参加無料
[プログラム] 12:30 開場
13:00~13:10 開会の挨拶、シンポジウムのねらい
13:10~15:10 第一部講演 米軍基地による被害と地域社会の変容 報告1 朝井志歩(愛媛大学) 岩国基地への空母艦載機移駐問題から考える”被害” 報告2 熊本博之(明星大学) 辺野古住民にとっての普天間基地移設問題 報告3 大野光明(滋賀県立大学) 軍事化と脱軍事化の場としての地域社会 -京都府京丹後市丹後町宇川における米軍基地建設問題を事例に コメンテーター 秋山道宏(沖縄国際大学)、新倉裕史(非核市民宣言運動・ヨコスカ)からのコメント
15:10~15:20 休憩
15:20~17:20 第二部講演 太平洋諸島にみる軍事環境問題 報告4 長島怜央(日本学術振興会) 北朝鮮の核・ミサイル問題のなかのグアム・北マリアナ諸島 -安全保障をめぐる住民間の軋轢 報告5 ロニー・アレキサンダー(神戸大学) 軍事基地がもたらす「安全安心」~ グアムの米軍基地を再考する 報告6 竹峰誠一郎(明星大学) 終わりなき核被害に生きる -「ニュークリア・ジャスティス」を掲げて コメンテーター 秋山道宏(沖縄国際大学)、山口響(長崎大学、長崎証言の会)からのコメント
17:20~17:50 総合討論
17:50~18:00 閉会の挨拶
*本シンポジウムは、2016年度から2019年度にかけて、基盤研究B「軍事被害を不可視化させる社会構造に関する総合的研究 -沖縄、本土、太平洋諸島」(課題番号16H03694)という研究課題で共同研究として受けた科研費の研究成果発表です
主催:軍事・環境・被害研究会/後援:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
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